Py

本当にやりたいことだからこそ、避けてた

昨日サマーウォーズを見る。
数学と聞くだけで切なさをかみ締める自分にとって、主人公の境遇はうらやましいものがあった。
高校生で暗号解読とかしてみたかった。
数学の才能が自分にもっとあればって、そして続けていることができたら。
大学に入ってあっという間に4年が過ぎ、もう2年で修了する自分にとって、時間の経過の虚しさを痛感した。
大学の学部4年間は「数学する」ことを徹底的に避けてきた。テストではしょうがないからいい点ねらいますよ?
でも満点を獲ろうがなんだろうが、それは俺にとって「数学してる」ことにはならなかったんですよ。
いつも、なにか虚しさを感じていた。
今の研究室にいるのも、数学の道を避けたかったからかもしれない。


本当は数学したい。


あと、人のせいにするようで気が引けるけど、昔付き合っていた子の存在も重要だ。
俺が数学するとあの子は悲しがった。
俺が数学の先生になりたかったこと、そして数学の先生になるのをあきらめたのを知っていたから。
受験を控えた彼女に数学を教えようとすると、結局途中でやめることになる。


あの子は俺が数学をやるのを嫌がった。
俺はそれを受け入れた。


そして、何も考えず、安易にいきて生きていくことを選んだ。
彼女が悪いんじゃない。
俺が悪いんだ。
自分を捨てて生きていくこと、それを選んだ俺が悪かった。


結果、「自分がない」ことによって俺は彼女に振られるのだけれど
これは完全に俺の自業自得なんだ



だから俺は、この状態を自分でどうにかしないといけないんだ
失われた時間を取り戻す
冷静と情熱のあいだばりに、自分の魂の救済をやらないといけないと思うわけなんだ



俺は自分のやりたいことがやりたい